……「寝てれば治る」信仰って、根強いですよねぇ。
でも私、本当に不思議に思うんですけども。
数十年生きてきて、「寝ていても治らない」病気を患ってる人が自分の周りにひとりもいないって人、少ない気がするんです。
女性の場合とくに、介護をされているかたも多いだろうし。
だけどやっぱり、「寝てれば治る」信仰を根強く口にする人が多いのって、何故なんだろうなぁ。
(20代までのお若いかたは別ですよ~)
例えば私の場合は、両親ともに、「寝ていても治らない」病気に罹患しています。
母親はふたつあって、いずれも完治する病気ではなく、生きている間にいかに進行を食い止めていられるかが勝負です。
そのために現在は食事制限や運動制限が課せられています。
進行したら一気にQOLが下がり、日常生活が不自由になることがわかっていて。
だから娘の私も、今まだ母親の体が動くうちに、なるべく楽しいことを経験させてあげたいと思ってます。
……えっと、気持ちだけは(汗)。
実際にはなかなか難しいですけども。私も体弱いし、働かなきゃだし。
「すべき」ことは「できる」ことの中にしかない(my標語)ので、出来る範囲でやっています。
私の母親みたいな人が周りにいたら、その人に「寝てれば治る」って……言えないと思うんです。
つーかむしろ、今出来ることは今やっておいたほうがいい、楽しいことをしておいたほうがいい、ってなると思う。
(もちろん体に過度な負荷をかけない範囲で、ですが。そこはバランス)
んでちょっと話はそれますが、そうやって「今」を生きようとしてる人や、その周りの人って、他人がそれほど気にならなくなると思うな。
正直それどころじゃないもん。自分や周りの人のことで必死だもん。
話を戻して、そうしたらその人にだけじゃなく、いろいろな人に軽々しく「寝てれば治る」って言えなくなると思うんだよなー。
でもそういう想像が出来ないってことは、こういう経験……数十年生きていても全くない人、私が思うよりも多いのかもしれないですね。
もし全くの想像外な生活を送っているなら、それは素晴らしく幸せだと思います。
でも、幸せって、手にしているときはその人には見えにくいものなのかも。
だからすごーーく素直に人を羨ましがれるんだと思う。
実は自分が羨ましがってるその相手が、喉から手が出るほど欲しいものを、自分が持ってるかもしれないのにね。
……ああ、神様ってイジワルだなぁ。
そんな母親と、15日、コンサートです。還暦過ぎてジャ○ーズデビュー。
テンションめちゃめちゃ上がってるから私は何がなんでも体調を整えなくちゃマズイ(笑)。
(私の体調の悪さで行けなくなったなんて絶対に言えない感じに……)
んでもって着ブロじゃないのでたぶんずっと隣で介添え状態。どれだけ疲れさせないで楽しませられるか!がんばる!
こんななのでファンキーダンスが踊れなくても許してください……。