キラキラなしょぼい日々の格納庫

お引越ししてきました。大切な過去のキラキラをここにひっそりと。

「失恋ショコラティエ」#03

※先に「作品」レビューの基本方針を必ずお読みください。
※あくまで私の主観にもとづくものです。またべた褒めはしませんのでご注意ください。









いーから仕事しろ。



さて、第三話中に私はこの言葉を何回つぶやいたでしょうか。(知るか)
男子が(自分が経営する)仕事場で同僚と片想いトーク。それってなんてファンタジー
……つーかありえねえええええ!!
そんな男いねーよ。しかもお店のオーナー社長。ぜってーいねーよ。
実際は仕事もしてるんだろうけどさ(じゃなきゃ即つぶれるわ)、そこが見えないから「つっこんでください」って言ってるようなもんだよね。
あとオリヴィエがまつりちゃんへのキスのことで「俺、最低だ……」って反省してるのもよくわからん。
三話までみた限りでは、爽太とオリヴィエは「(夢見がちな)女子が想像する男子」って感じでリアリティが薄いよなー。
や、爽太の「わかりやすいからかわいい」発言とか、ところどころリアルなんだけど、トータルで。とくに行動面。
一方でサエコやえれな(薫子もいちおう入れとこーか)といった女子陣はリアルに描かれる。

ザッツ☆少女漫画の世界!!!!

いやでも漫画はそれでもいいかもしれないけど、映像化って原作に忠実すぎたらダメだと思うの。
だって二次元だから許されてるってことたくさんあると思うもん。
二次元にはない「奥行」をもたせるのが三次元化する意義かつ面白さだと思うのよ私。
松潤溝端淳平くんはちゃんと自分の仕事をしてると思うんですけども。これはもう脚本の問題じゃないかなーと。

爽太とえれなの関係は「片想い同士」を「既婚者同士」に置き換えるとライト不倫せふれカップルで、いるよねこういうの。
(もろもろのツッコミはスルーいたします)
えれなの部屋でのシーンはふたりとも基本ずっとベッドで裸だったらいーのになー。
裸でお互いの片想いの話をしたり励まし合ったりふつーに日常会話するシーンってリアルだと思うんだけど。
あ、もしやせふれ設定があんまりリアルすぎると月9枠ではNGですか、そうですか。
えれなの突拍子もないところがあって天真爛漫なかわいらしさを水原希子ちゃんが嫌味なく演じてて、ずっとかわいー♥と思いながら見てます。
主演を食わないんだけど存在感がある、っていうところも好き。

そして個人的にはやっぱサエコから目が離せない!
ふわふわ女子の計算としたたかさ。薫子に「仕事できるの羨ましい」と悪気なくないものねだりできちゃうところ。
(薫子さんのキャスティングはもうちょっと硬質?な綺麗な感じの人のほうが合ってたかも)
だんなさん、つきあってるときはサエコにベタ惚れ(表現古いな)で、甘えたらなんでも許してくれると思ってたのに、結婚してみたら、あれ?
稼ぎがあってバツイチで奥さんを専業主婦にさせて年齢が10歳以上離れてて。
……つまりテキは予想以上に日本男児(爆)だったってことでしょう。
でも、だんなさんとの関係がうまくいってなくても、この子なら逞しくきっと最終的にはどんな手段を使ってもなんとかする、と思える(笑)。
んでもって結婚してたって自分に好意を持ってくれてるイケメンのことは気になるさー。
できれば気を引きたいと思うさー。
そこにだんなへの不満が合わさったら、一種の安定剤としてなんとかして手元においておきたくなるのは自然の流れ。
これらを演じる石原さとみちゃんがうますぎる。

私のなかの「つっこみたい欲」をかき立ててくれるこの作品。(だってこんなに感想長い……笑)
だんだんラブシーン関係なくなってきた(笑)。来週も見ます。