キラキラなしょぼい日々の格納庫

お引越ししてきました。大切な過去のキラキラをここにひっそりと。

HAPPY BIRTHDAY TO 櫻井翔

翔さんの30歳の誕生日に、SPドラマ主演の発表を聞けるなんて!!!
なんだかこっちまで誕生日プレゼントをもらった気持ちです。

3夜連続ドラマ
「ブラックボード~時代と戦った教師たち~」第一夜
(TBS・4月上旬放送予定)

翔さんの演じる役は、戦中の国民学校国史教師。
当時は生徒に「お国のために死ね」と教えていた。
復員後、戦火で利き腕の右腕を失いながらも、都立学校の社会科教師として教壇に復帰。
けれども戦前の価値観が崩壊し、生徒からは戦争教育責任を問われる。
自身が信奉してきた軍国主義教育と新しい民主主義教育との間で苦悩する役どころ。

この話を知ってすぐに、SPドラマ「神戸新聞の7日間」の記者役を思い出しました。
阪神・淡路大震災直後、人として記者として、被災者にレンズを向けることに葛藤していた姿。
あのとき翔さんは、こういう仕事がしたかったと行ってたね。そして今回も。

(報道番組など様々な形で戦争を伝えてきて)
「いつかドラマや映画で戦争を伝えることができたらという思いをずっと抱いていました」

自衛隊関係者から直接、元軍人らしく見える所作を学ぶ予定だったり。
旧日本軍の軍人に見えるよう、髪を短くカットして撮影に臨む方向で考えているらしかったり。
こうやってニュースから拾ってきた情報だけでも、この仕事への気合いが伝わってくるよ。
翔さん、「節目の年」30歳になって、最初の映像作品がこの作品で本当によかった!

共演の大島優子ちゃんとスケジュール調整がつかなくて、地方ロケがとりやめになったんだね。
代替措置として横浜のスタジオにセットがつくられた。
それに投じられた費用は、……なんと1億円!すごいな!!!
だけど今の翔さんなら、そのプレッシャーも仕事への活力に変えられると私は思っています。
そして個人的には、作品のプロデューサーのこの言葉が嬉しかったなあ。

「これまでのイメージを覆す“狂気の軍国主義者”を演じてくれるはず」

……うん、私もそう思います。
パブリックイメージとして強い、所謂「正義の人」では必ずしもないと思うんだ、翔さんて。
その仮面の下には、冷静でしたたかな「男」の顔ももってる人だと思う。

もともと翔さんが報道を目指すきっかけになったのは、9.11アメリ同時多発テロ
このとき「やられる側」の論理ばかり報道されることに疑問をもった。
「やる側」の論理はどうなっているんだろう。
きちんと物事を両方の面から見たい。
このときの気持ちが、報道の世界に足を踏み入れることにつながってる。
だから今回の役は翔さんにとって、強く、やりたい!と思えるものだったんじゃないかなあ。

ひとりの仕事では、こういう硬派なものをやりたいと思ってる翔さんがいる。
一方で嵐としては、バカバカしいことを真剣にやる大人でいたい、そう思ってる翔さんもいる。

直近の「オトノハ」etc.から、私はそういう印象を受けてます。
やりたい仕事をどんどんやっていってほしい。そうできる環境をつくる突破口を開いていってほしい。
そして五角形の形を変化(進化)させる牽引役になってほしいなあ!
きっとその役目を果たせるのは30代の翔さんしかいない、……そんなことを思っています。

翔さん、30歳のお誕生日おめでとう。この1年が翔さんにとって素敵な1年でありますように☆