私は以前、「二次元」or「三次元?」という記事を書きました。
(取り下げていましたが今回再UPしました)
今でも私にとって、嵐は『二次元』に近い感覚です。
関ジャニ∞を好きになってよけい感じるようになったかな。エイトのほうが『三次元』に近い。
これは完全な『二次元』『三次元』とは違ってて、あくまで“感覚的に”どっちに近いか、ということです。
メディアを通してだけ見るより、実際に「会える」ほうが『二次元』より『三次元』の感覚に近くなってくる。
そして実際に「会える」中でも、その回数が多かったり、物理的距離が近かったりのほうが、より『三次元』の感覚に近くなってくる。
これ、当たり前と言えば当たり前のことなのかもしれないんですけども。
(だってメディアでは見るのは(物理的に)二次元で、実際に会ったら(物理的に)三次元だもん)
でも理論として頭で思ってるだけじゃなく、実際に体験するとそれを強烈に痛感できて。
嵐を初めて実際に見た札幌ドームで、私の最初の感想は「嵐って本当にいたんだなあ!」でした(笑)。
あのときはありがたいことにアリーナ席だったから、メンバーを近くで見ることができたけど、……それでもドーム。遠い。
私のなかでの『二次元』に近い感覚はそれほど変わらなかったんですよ。
その一方で、関ジャニ∞8周年。幸せなことに(少なくとも嵐よりは)近い距離でエイトに会える機会がたくさんあって。
うわ!生身のあんちゃんじゃん!(←当たり前だ)って思うことがとっても多かった。
とくに∞祭でのエイトは「本当にいたんだなあ」どころではなく。
や、もう触ろうと思ったらいくらでも触れるところにいたからさ。(とくにすばる)
さすがの私でも(?)あの近さの残像(というかなんというか)からはなかなか抜け出せなかったです。
なので余談ですが、この距離感で応援してきた昔からのファンの方が今心を痛めてる気持ちがほんの少しわかった気がしました。
アリーナコンサートもドームよりずっと物理的に距離が近い。私はありがたいことに花道横だったのでよけいだった。
……そうなると『三次元』に近くなってくんですよね、自分の中で。存在が。(あくまで私は、ですが)
(冬の網走でのオプションまでついてたから尚更だろうか 爆)
んで、最終的には思った。……『二次元』に近いほうがラク(!)なんだと。
『三次元』に近くなると振り回される(笑)。
今、ようやっとエイトも去年よりは『二次元』寄りになって、距離感的にちょうどいい感じです。
……でも完全な『二次元』だとつまんない。(わがまま!)
こうやってわがままに(笑)『二次元』と『三次元』との間をふらふら楽しむのが、妙齢女子(爆)がアイドルを好きになる醍醐味なのかもな~。
なんてことを思ったりもしました。
ここから先は完全に余談になりますけども。
AKB48。彼女らって、見た目『二次元』ぽい存在を、「劇場」という小さなハコでファンとの物理的な距離を近いところに設定して。
そして握手会で「会える」「触れる」ようにして、ファンに『三次元』の感覚をもたせたんじゃないかと思うんです。
だからファンが熱狂的にハマるようになったんじゃないかなあと。
(本当はこういう分析的なものは小林よしのりせんせいとか中森明夫せんせいとかにお任せしたほうがいいんだと思うんですけども 笑)
実際に会えたら、至近距離で対面で話すことが出来たら、握手して皮膚の感覚も残ったら、一気に『三次元』に近い感覚になる。
生身の彼女らに会いたい。『三次元』の彼女らにすこしでも近づきたい。そのためならお金も出すさ!
……というからくりなんじゃないかな~と思うんですよね。(注:あくまで私見です)
だから大きなハコから始まっていたら、握手会がなかったら、ここまで濃いファンがたくさんついてないんじゃないかという気がします。
そらCDも売れるよね~、会いたいもんね。
そしてやがて男の子だけじゃなく、若い女の子のファンも取り込んでいって。
(CDの売り方の是非はともかくとして)……ん~、秋元せんせいって凄い人だと思うわ。
あとAKB48の売れ方には、おそらく男性と女性の特性の違いも関係あって。
秋元氏はそれをうまく利用してるとも思うんですが。
過去記事のなか、「今日のの本棚」シリーズで、「桐野夏生 対論集 発火点」をご紹介したことがあります。そこで、
男性は「所有」に快楽をおぼえ、女性は「関係性」に享楽を感ずる。
というくだりがあると書きました。
総選挙はまさに、“男性は「所有」に快楽をおぼえ”る、ここをうまく突いてるんじゃないかと思うんです。
グループという形はとっていても、応援させるのは「誰かひとり」。所謂“推しメン”というやつ?
「“俺の”(好きな)○○をセンターにしたい!」という感覚。(私は女性なので自分の感覚としてはあんまりわかんないんですけども)
一方で女性がメインターゲットの男性アイドル。
こちらは、複数人数のグループ形態のほうが、たくさんの人気を得やすいような気がする。
メンバー同士、いくつかのパターンで“「関係性」に享楽を感ずる”ことができるので。
……えーと、これ以上つっこんだら長くなるのでやめておこう(笑)。
ただいずれにしても、アイドルを好きになると、きっと結局、『二次元』と『三次元』の間でゆらゆらしてる。
それに心がゆれる。それが楽しい。だからidol(=「偶像」)。
なんとなく、そんな気がしてます。
そしてそれで毎日がきらきらしたら、幸せな気持ちを貰えたら、男女問わずオールオッケー☆
以上、すべて私の独断と偏見による私見ですのでご了承ください。「違う!」と不快に感じられた方はスルーしてくださいね。
そういう意味では私もidolなのかしらね~。
実在する人間としての感覚じゃないから、偶像だから、気軽に中傷コメント出来る、ということなのかしらね(爆!)。